5月末に、京都へ着物研修へ行ってきました。
なんと一年以上前から先生が企画してくださっていた、このイベント。
コロナ禍もようやく落ち着き、楽しみにしていた当日を迎えました。


京都に到着後、まずは しょうざんリゾート京都さんにてランチをいただきました。
京都のお料理はやっぱり美味しい…!
【伊勢型小紋専門工房の染処 古今さん】

まず1軒目は伊勢型小紋専門工房の染処古今さん。
工房を見学させていただくという貴重な経験をさせていただきました。

上の写真は、博多帯の両面染となっています。
よく見ると地が博多織であることがわかります👀
織帯であり、染帯という珍しい一品です。
そしてこの「牡丹に青海」の模様は、敢えてずらして染めることにより立体感があるように見え、とても不思議でした。
【西陣帯の都さん】

2軒目は、西陣の帯メーカーの都(みやこ)さん。
西陣織の工房を見学させていただきました。
西陣の地でも大変珍しくなったという、手織の職人さんの手仕事を拝見しました。
つげ櫛で織る技術は、櫛織と言われ斜めにも織ることができるとのこと。
紙布織(しふおり)は和紙を絹糸と交互に織り込んでいきます。
手前に見える象は俵屋宗達の「白象図」を元にデザインされたものとのことで、目元が可愛らしい印象✨
こちらでも長く受け継がれる職人技を拝見し、感無量でした!
【出蔵 善之助さん】

3軒目は、「一期一会」の帯で知られている出蔵さんにて、お着物や帯などを見せていただきました。
代表の出蔵善之助さんのこだわりが詰まった「一期一会」の帯は、同じ柄のものがないように約800枚の型紙からに選ばれた柄を組み合わせて作られています。
型友禅・手描き友禅・ろうけつ染などの技法が用いられているとのこと。
今回はろうけつ染めのショールが人気でした✨
鮮やかな色合いに大胆な柄が印象的です。
また、ショールは洋服にも合わせられますし、着物に羽織れば気負い過ぎない雰囲気があり、素敵でした🌱
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京都に伝わる着物の職人技をいくつも拝見し、盛りだくさんの1日でした。
それぞれの教室の先生、生徒さんの着こなしも見れて、楽しく勉強にもなりました。
また皆さんでお出かけするのが楽しみです😊